2020年6月29日、中国メディアの新快報によると、4人の子どもがマンション居住区内に駐車していた自動車45台を傷つける事件があった。

記事によると、21日夜、広東省東莞市樟木頭のマンション居住区内で、4人の子どもが駐車していた自動車45台に石で傷をつけた。子どもたちはまず「高級車」からいたずらを始めたという。傷が最も激しかったのは、BMW3台、ジャガー1台、マイバッハ1台、リンカーン1台だった。

リンカーンの所有者によると、傷つけられた車は新車で、ナンバープレートを取得したばかりだった。保険会社は損害が12万元（約182万円）と見積もっており、被害を受けた数十台の車の損害を合計すると修理費は150万元（約2280万円）以上になる見込みだという。

マンション管理会社によると、これまでも自動車が傷つけられる事件が何度も発生していた。今回の4人の子どもはいずれも「10歳を少し超えた年齢」ということで、いとこ同士の関係だった。管理会社と車の所有者らは警察に通報、弁護士に相談して法的措置を講じるという。

29日午後、東莞市公安局樟木頭分局は微信（WeChat）の公式アカウントで、「自動車修理工場によると傷つけられた車の修理代は、37台分（まだ修理代の見積もりが出ていない8台を除く）を合わせて約12万元に上る」と発表。「4人の子どもの親に対して子どもたちの行為についての指導を行った。被害があった車の所有者に対して謝罪しており、相応の責任を負う意向を示している」と説明した。（翻訳・編集/山中）