ほのぼのとした「中華田園犬」描いた美術大生の卒業作品が話題に 中国

人民網日本語版    2020年6月30日(火) 14時10分

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清華大学美術学院のオンライン卒業作品展がこのほど始まり、視覚伝達デザイン学科の卒業生の作品「柴門犬吠」のイラストが作品展を「飛び出し」て、SNS上で大きな話題となり、数万人が注目している。

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清華大学美術学院のオンライン卒業作品展がこのほど始まり、視覚伝達デザイン学科の卒業生・楊梅●さん(●は白が三つ)の作品「柴門犬吠」のイラストが作品展を「飛び出し」て、SNS上で大きな話題となり、数万人が注目している。同作品では、キツネ色や斑模様の中華田園犬(中国原産の犬種)を水彩画で描いている。犬は水辺の草むらや林の中の寺などで楽しそうに遊んでおり、そのかわいい姿が、ネットユーザーの心を掴んでいる。北京日報が報じた。

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楊さんは、「単なる個人の卒業作品だと思っていたので、こんなにたくさんの人がそれを見て、共感を覚えてくれるとは思ってもみなかった。イラストで中華田園犬と人が仲良く生活する様子を描きたかっただけで、ネットユーザーから大きな反響があったことに驚いている。中国人である私は、中華田園犬に特別な思いがある。中華田園犬はとても飼いやすく、凛々しくて、その他にもたくさんの貴重な良い点がある」と話す。あるネットユーザーは、「実家で毎日のように中華田園犬と遊んでいた日々を思い出した。とても生命力の強い犬で、うちの家ではずっとその色から『大黄』という名前で呼ばれていた」と思い出を蘇らせたことを綴っている。また、別のネットユーザーも、「私たちの生活を生き生きとした形で表現してくれていて、素晴らしい!」と絶賛している。

作品を見ると、中華田園犬が楽しそうに遊んでいるそのバックには、赤レンガの壁や寺院など中国らしい景色が広がっていることについて、楊さんは、「実家は四川にあり、イラストを描く過程で、青城山の麓にある古い村に行き、寺院の近くで遊んでいる中華田園犬の写真を撮影した。故郷の風景が作品のインスピレーションを与えてくれた」と説明する。

大学を卒業したばかりだが、「三白蝉」というペンネームで活動している楊さんはこれまでずっと民間に伝わる伝統文化をテーマにしたイラストの作成を続けており、ネット上には彼女のファンも少なくない。彼女の作品「龍門陳」シリーズは、中国伝統文化の龍図騰をテーマにし、バラエティに富んだ龍が描かれている。

楊さんは現在、友人数人と会社を立ち上げており、今後も中国の文化をテーマにした漫画作品を製作する計画だ。「普段は日本のアニメに注目している。日本ではアニメ製作の体系がすでに整っている。私たちはそれを真似るだけでは、超えることはできない。中国文化には無限の宝が眠っている。中国独自のアニメの作風を作るというのが私のビジョン」と楊さん。(編集KN)

※本コラムは筆者の個人的見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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