人民網日本語版 2020年7月7日(火) 5時20分
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中国は3日、太原衛星発射センターから「長征4号乙」キャリアロケットを使い、高分解能マルチモジュール総合イメージング衛星の打ち上げに成功した。資料写真。
中国国家航天局によると、中国は3日午前11時10分に太原衛星発射センターから「長征4号乙」キャリアロケットを使い、高分解能マルチモジュール総合イメージング衛星の打ち上げに成功した。光明網が伝えた。
高分解能マルチモジュール衛星は大口径・長焦点距離の高分解能カメラを搭載しており、準メートル級高分解能フルカラー画像の撮影が可能だ。この高画質イメージング能力はどの程度なのだろうか。カメラを開発した中国航天科技集団第五研究院第508研究所は、「高度600キロ以上の遠い宇宙からでも地上のコンパクトカーのフロントガラスをはっきり見分けることができる」と形容した。
さらに準メートル級分解能のダークブルー、青、緑、黄、赤など各スペクトルのマルチスペクトル画像を撮影でき、非常に高い解像度を保証できる。例えばこれがあれば、同じ畑で植えられたトウモロコシと大豆の各自の成長状況をより正確に見分け、精密に生産量を見積もれる。鉱山の場所をはっきり見分けることができ、さらに銅、鉄またはアルミなどの鉱石を見分けることができる。
さらに高分解能マルチモジュール衛星には大気同期校正器という重要ペイロードが搭載されている。これがあれば煙霧の日であっても、快晴の時と同じように高画質画像を撮影できる。
その他のリモートセンシング衛星と同様、高分解能マルチモジュール衛星は「はっきり」見えるほか、「正確」に見ることもできる。ある場所を撮影後、その地理的位置を正確に計算できる。例えば被災地を撮影すれば鮮明な画像を取得できるだけでなく、被災した道路、橋、家屋などの正確な位置を速やかかつ正確に計算し、災害救助活動に重要な情報を提供できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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