中国人は、なぜ日本人に「謝らない」と思われるのか=日中“謝罪文化”の違い―中国メディア

Record China    2014年1月17日(金) 13時6分

拡大

16日、百度百家に、中国人と日本人の謝罪の違いに関する記事が掲載された。資料写真。

(1 / 2 枚)

2014年1月16日、百度百家に、中国人と日本人の謝罪の違いに関する記事が掲載された。以下はその概要。

その他の写真

中国人の日本人に対する印象として、「ことあるごとに謝罪する」ということがある。日本には一体どのような「謝罪文化」があるのか。

日本語には「すみません」「ごめんなさい」「ご迷惑をかける」「お詫び」「謝罪」「陳謝」など、謝罪を表す言葉が多数存在する。これは日本社会が謝罪を重視していることの表れである。企業の新人研修などでも「謝罪の方法」が教育され、謝罪を理解していることが一人前の日本人の条件だとされる。

謝罪は日本では一種のマナー、あるいは素養の表れと考えられている。それに対して、中国語の謝罪はそれとは関係がない。さらに言えば、謝罪が多ければその人の能力が疑問視される。日本では、謝罪は「社会の潤滑油」として使用されている側面がある。

日中の謝罪は、異なる人間関係のもとではその方法にも違いがある。中国の学者・張群(ジャン・チュン)氏の研究によると、日本人の謝罪は直接的で、中国人の謝罪は多元的であるという。

たとえば、日本人は相手が親しいかそうでないかに関わらず、直接的に謝罪する。それに対して中国人は、それほど親しくない人に対しては直接的な謝罪をするが、近しい人にはっきり謝罪することは他人行儀に感じられて抵抗がある。そのため、「説明」や「埋め合わせ」「親しさの確認」といった方法でこれに代える。日本人は過度な「説明」は「責任逃れ」と認識する。

このほか、日本と中国ではその立場によっても謝罪の仕方に違いがある。日本人は目上の人にも目下の人にも比較的平等に直接的に謝罪する。これに対し、中国人は上下関係がよりはっきりしており、目上の人から目下の人に直接謝罪を述べることは少ない。

日本人の「事前謝罪」や「代理謝罪」も、中国人との違いだ。事前の謝罪は、自分の行為が相手を不快にしたり不便をもたらしたりすることが予想されるときに行う。また、上司が部下に代わって謝罪する代理謝罪は、企業が家庭のような雰囲気の組織を作ってきた日本文化の産物であり、子どもの過ちの責任を親がとるというようなものだ。日本企業の現場でミスが起きると、上層部が出てきて謝罪するのは、このような文化から来ているのである。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携