Record China 2020年7月9日(木) 19時50分
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今年5月に他界した「マカオのカジノ王」ことスタンレー・ホー氏の葬儀が8日に香港で始まったが、その豪華絢爛な霊堂や、驚くべき高額の棺が注目を集めている。
今年5月に他界した「マカオのカジノ王」ことスタンレー・ホー氏の葬儀が8日に香港で始まったが、その豪華絢爛(けんらん)な霊堂や、驚くべき高額の棺(ひつぎ)が注目を集めている。
スタンレー・ホー氏は1960年代、マカオのギャンブル権を得て長年カジノ経営を独占し、さらにマカオや香港の経済発展を長年にわたって支えた希代の実業家。5月26日、入院先の香港の病院で他界し、98年の波瀾(はらん)万丈の人生に幕を下ろした。
8日、スタンレー・ホー氏の葬儀が香港殯儀館で始まった。葬儀は3日間にわたって行われ、初日の8日は家族や親族、親交の深い人々が参列。過去に映画でホー氏を演じた俳優アンディ・ラウ(劉徳華)、その作品や才能をホー氏に愛されたコメディースターのチャウ・シンチー(周星馳)ら芸能人も姿を見せている。
香港メディアによると、3日間の葬儀は香港殯儀館を地下から2階まで貸し切って行われ、1階には巨大かつ豪華な霊堂を設置。オランダから取り寄せた花が所狭しと飾られ、花代だけで200万香港ドル(約2800万円)に。さらにホー氏の棺はクスノキを使った特注品で、価格は800万香港ドル(約1億1000万円)。総資産5000億香港ドル(約7兆円)とも言われるホー氏だが、完璧主義だった故人が満足するようにとの遺族の配慮が見られる。
なお、埋葬については風水の関係で年内は見送られ、来年ふさわしい日を選び、香港島デイビス山にある私有墓地で永眠する予定。豪華絢爛な葬儀や、埋葬日まで厳選するこだわりは、「死んでも別格」「これでさらに次世代が栄える」などとネット上でも大きな話題となっている。(Mathilda)
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