【CRI時評】中国の対外貿易、安定的に回復も状況は依然厳しい

CRI時評    2020年7月15日(水) 12時15分

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中国税関総署が14日発表した最新の貿易統計によると、2020年上半期(1~6月)の中国の対外貿易は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、予想を上回る結果となり、全般に安定的な回復を示している。 対外貿易市場の観点では、対外貿易のパートナーが日増しに多元化している。中で...

中国税関総署が14日発表した最新の貿易統計によると、2020年上半期(1~6月)の中国の対外貿易は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、予想を上回る結果となり、全般に安定的な回復を示している。

 対外貿易市場の観点では、対外貿易のパートナーが日増しに多元化している。中でも最も目を引くのは東南アジア諸国連合(ASEAN)だ。上半期のASEANとの貿易総額は前年同期比5.6%増の2兆900億元となり、中国の貿易総額の14.7%を占めた。ASEANは欧州連合(EU)に代わって中国最大の貿易パートナーとなっている。

 市場経営主体から見ると、中国の対外貿易の安定的な成長における民営企業の重要性は絶えず向上している。上半期の民営企業の輸出入は4.9%増の6兆4200億元で、中国の貿易総額に占める割合は3.5ポイント上昇の45.1%となった。民営企業は外資企業を抜いて、中国の対外貿易における最大の経営主体となっている。

 貿易構造の観点では、上半期の中国の一般貿易の輸出入は8兆5500億元で、貿易総額に占める割合は0.4ポイント上昇の60.1%となった。加工貿易と比較すると、一般貿易の産業チェーンはより長く、付加価値はより高く、企業の自主発展能力をよりよく反映できる。

 現在、新型コロナウイルス感染症が全世界にまん延し、世界経済成長の勢いは明らかに弱まり、グローバル市場の需要は弱化している。世界貿易機関(WTO)は、今年の世界の財貿易量が楽観的シナリオで前年比13%減少し、悲観的シナリオでは32%減少すると見込んでいる。国連貿易開発会議(UNCTAD)は20%減になるとの見通しを示している。これは、中国の対外貿易の発展が直面する不確実、不安定な要素が増えていて、下半期(7~12月)の輸出入の状況は依然として複雑で厳しいことを意味している。(CRI論説員)

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