2014年1月21日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、中国外交部は20日、習近平（シー・ジンピン）国家主席が2月6日、ロシア・ソチを訪れ、冬季五輪の開会式に出席すると発表した。ロシアで昨年成立した「同性愛宣伝禁止法」を受け、欧米各国の指導者が欠席を決める中、習主席はプーチン大統領への支持を表明する形となった。

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中国国家主席が国外で行われる大規模スポーツ大会に出席するのは初めて。合わせてプーチン大統領との首脳会談も行われる予定。習主席は2年続けて訪露しており、プーチン大統領の功績ともいえる冬季五輪開催への参加で、関係の強さを示すものとみられる。中国にとってロシアとの連携は、安倍晋三首相に対抗する上で鍵になる。

一方、安倍首相は当初の予定を変更し、ソチ五輪の開会式出席を決めた。20年の東京五輪についてこの機を借りて世界にアピールするだけでなく、プーチン大統領と首脳会談を開催。北方領土問題や経済協力について話し合う見通しだ。首相の靖国神社参拝以降、北方領土問題でロシアが強硬姿勢になったことを受け、急きょ日程を調整した参加を決めた。（翻訳・編集/AA）