2014年1月21日、米華字メディア・世界日報によると19日、米ニューヨークで同市警（NYPD）の警察官が中国系の老人を負傷させるという事件が起きた。

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警官は老人が横断禁止の道路を渡ろうとしたため制止。違反切符を切ろうとした隙に、逃亡を謀ったために取り押さえた。その際、老人は頭に4針を縫うけがを負った。

この中国系の老人は年齢84歳の男性。事件はCBSやウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・ポストなど多くのメディアが伝え、インターネット上には多数のコメントが寄せられるなど、議論が高まっている。

「横断しようとして自動車にひかれる事故は後を絶たない。警察官は、老人が事故に遭うのを未然に防ごうとしただけだ」「老人が抵抗したことで、警察官には取り押さえるほかに選択の余地がなかったのだろう」と警察の対応に理解を示す人がいる一方で、「警察官の指示には従うべきだが、大けがを負わされたのは老人だ。そこまでする必要はなく、警察官の行為は行き過ぎだ」、「警察官は人との接し方を訓練し直すべきだ。一般市民をまったく尊重しようとしない」と批判的に見る人も多数いるという。（翻訳・編集/岡田）