見るだけで夏休みを実感するドラマ、夏に大ヒットしたドラマなど、夏に関わる歴代の「中国神ドラマ」の代表的な8作を、ニュースサイト・新浪（SINA）が紹介。30年以上にわたって愛される「西遊記」や、昨年のヒット作「陳情令」などが選ばれている。

1986年版の「西遊記」は、これまでの再放送回数が3000回を超える文字通りの神ドラマ。夏休みになると必ず再放送されることから、夏休みを実感させる作品として幅広い年代で認知され、愛されている。

98年に社会現象を巻き起こした時代劇「還珠姫 ～プリンセスのつくりかた～」と同じく女優ヴィッキー・チャオ（趙薇）ら、メーンキャストが再集結して出演した01年の「情深深雨濛濛」も、夏休みに繰り返し再放送される作品。92年の時代劇ドラマ「新白娘子伝奇」も同じく、夏休みにテレビをつけると必ず放送されていることから、夏の思い出の1つに刻まれている人が多い。

近年は夏休みの若者世代をターゲットに放送または配信され、神ドラマと呼ばれるヒット作が次々に生み出されている。14年夏の代表的な作品が、ファンタジー時代劇の「古剣奇譚 ～久遠の愛～」。俳優ウィリアム・チャン（陳偉霆）やリー・イーフォン（李易峰）、女優ヤン・ミー（楊冪）らの人気を押し上げる作品となった。

15年には女優チャオ・リーイン（趙麗穎）主演の「花千骨 ～舞い散る運命、永遠の誓い～」、16年は俳優ヤン・ヤン（楊洋）と女優ジェン・シュアン（鄭爽）主演の「シンデレラはオンライン中！」、17年には同じくチャオ・リーイン主演の「楚喬伝 ～いばらに咲く花～」と、夏のヒット作が毎年誕生してきた。さらに昨年は、武侠ファンタジー時代劇「陳情令」が大人気となり、配信元の動画サービス・騰訊視頻での視聴回数は現在、90億回に迫っている。（Mathilda）