<ダボス会議>積極的に動き回る日本政府高官、中国の抗議を完全にかき消す―中国メディア

Record China    2014年1月28日(火) 19時40分

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27日、ダボス会議を取材中の中国人記者が、安倍首相をはじめとする日本政府高官の外交手腕が「中国より一枚も二枚も上手」とする手記を掲載した。

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2014年1月27日、スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)を取材中の中国メディア・一財網の記者が、安倍晋三首相をはじめとする日本政府高官の外交手腕が「中国より一枚も二枚も上手」とする手記を掲載した。以下はその概要。

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今回のダボス会議は日本人の活躍が目立った。日本は25日に和食ビュッフェを各国代表に提供し、大好評を得ている。日銀の黒田東彦総裁をインタビューする際、黒田総裁はなんと私のことを覚えていて、自分から私にあいさつし、一緒に写真に収まってくれた。もし中国の過激な抗日分子たちがこれを見たら、私を「売国奴」と罵倒(ばとう)することだろう。

緒方貞子女史(86)は有名な政治学者で、曽祖父は元首相、中国大使だった祖父と父親を持つ。緒方女史は中国メディアのインタビューを受けるため、自分から我々にコンタクトをとった。安倍首相は英語で演説を行い、黒田日銀総裁は自分から我々に声をかけ、農林水産相も我々のところへやって来て自己紹介した。

25日はほとんど一日中、会議場のすべてのスクリーンに安倍首相のキャンペーン映像が繰り返し映し出されており、こうした積極的手法により、中国外相の安倍首相に対する抗議の声は完全に消されてしまった。会場の中でさえ、中国の声が聞こえないとは信じがたいことだ。一方、中国高官たちは国内外のメディアの接触を一切拒否。慎重な姿勢を崩さない方針のようだ。

100年前の日本の首相も今日の安倍首相のように、迅速かつ積極的に当時の内閣を世界の表舞台に引き出した。昨日の和食ビュッフェのように、当時の日本は刺身や寿司、日本酒、笑顔のシェフを用意し、大臣や首相は世界だけでなく記者一人一人にも礼儀正しく接したはずだ。日本のこうしたすべてのことが、「第1次世界大戦での日本の中国進攻は正しかった」と当時の列強諸国に認めさせたのだ。

100年後のダボスでも日本が積極的だったのは、やはり遺伝なのだろうか。反対に、中国があれほど慎重だったのは、政府の戦略の一つであってほしいものだ。(翻訳・編集/本郷)

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