2020年7月31日、韓国・朝鮮日報によると、韓国陸軍のインスタグラムに北朝鮮の戦車に似たイラストが登場し、物議を醸している。

記事によると、韓国陸軍は最近インスタグラムに、ある「ネットユーザーが考える陸軍スタグラム（陸軍とインスタグラムの合成語）を5文字で表現する」というイベントに関する書き込みを掲載した。

ところが、文章と共に掲載された戦車のイラストが「北朝鮮軍の戦車T55と似ている」とし、「韓国軍ではなく北朝鮮軍のアカウントなのか」と指摘の声が相次いだという。

これを受け韓国陸軍はイラストを修正し、謝罪した。

取材に対し陸軍広報担当者は「広報物の製作担当者が『クリップアート』というイメージサイトで戦車のイメージ画像を購買し使用した」と説明した上で、「陸軍に関心と愛情を持ってくださる方々に申し訳ない」と釈明した。さらに、問題提起した一部ネットユーザーからのコメントを削除したことについても「望ましくない行動だった。陸軍のSNSアカウントに対する意見を大事に受け入れる」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「ミスが続いたら疑った方がいい。現政権になってからこういうことが多い」「何か目論見があるのかな」と疑う声が多く、「これは『軍もスパイが掌握したから、次の行動を開始せよ』という北朝鮮へのメッセージだ」「北朝鮮に戦争で負けるのではなく、左翼将校らの暴動により内乱で滅びそう」との声も飛び出すほどだ。

また「戦車の種類の区別もつかない人がグラフィック担当？」「また他人のせい。最終チェックは将校クラスがするはず」との指摘や、「韓国にまともな省庁はないの？」「この国は大丈夫？。不安で暮らせない」と憂慮するコメントも寄せられている。（翻訳・編集/松村）