2014年1月28日、旧暦の大みそかに放送される国民的娯楽番組「春節晩会」のCM収入は少なく見積もっても6億元（約102億円）になるという。人民網が伝えた。

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「最も多くの人が視聴するお正月番組」としてギネスブックにも登録されているのが、国営テレビ・中国中央テレビ（CCTV）による特別番組「春節晩会」。毎年、旧暦の大みそかに放送される歌ありお笑いありのバラエティー番組で、中華圏のタレントにとって、これに出演することが一流スターの証となる。2012年度のデータによると、中国だけで7億7000万人が視聴したというお化け番組だ。

年々、華美になる風潮を抑えスリム化させるため、2011年の放送からは番組中にCMを一切挟まないスタイルを採っている。中国メディアによると、CMが流れるのは番組の開始直前や、日付が変わる時だけ。だがそれだけでも、少なく見積もって6億元程度の収入があるという。

CMを一切挟まないスタイルは今年で4年目を迎える。これによってCCTVが逃した広告収入は17億5000万元（約299億円）にのぼる。何もかもが普通の番組とはケタ違いということが見て取れる驚きの数字だ。（翻訳・編集/Mathilda）