映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、ディカプリオ来日「情熱注ぎ7年かけた作品実現」

Record China    2014年1月29日(水) 12時33分

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28日、米映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」主演のレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーチン・スコセッシ監督が舞台あいさつした。(c)2013 Paramount Pictures.All Rights Reserved.

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2014年1月28日、米映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」主演のレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーチン・スコセッシ監督が、東京・六本木で開かれたジャパンプレミア上映で舞台あいさつした。ディカプリオは「映画全体が狂気に満ちている。人間の闇に焦点をあて、警鐘を鳴らす物語だ」と語った。

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舞台は1980〜90年代、米ニューヨーク。強引で大胆な手法で巨万の富を築き、“ウォール街の狼”と称された男の成功と破滅を描く。欲と金にまみれ、破天荒で大胆な自信家を、今回で5度目のタッグとなるディカプリオ、スコセッシ監督が骨太に描き出した。

3月発表の米アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞、監督賞など5部門にノミネート。ディカプリオは「製作に7年かかり、情熱を注いできた。アカデミー賞が認めてくれて十分満足だ。ハリウッドで製作するには危険な要素もあった。現代社会を反映しており、作れただけで受賞した気分」と語った。

役作りについてディカプリオは「非常に下劣でわい雑なキャラクター。彼らが生きた世界、文化をできるだけ忠実に描こうと思った。彼は時代の産物だからだ。独創的でユニークにしたかった」と振り返った。自らスコセッシに監督を依頼したといい、「経験豊富な監督と組めて、人物を正確に描けた。この作品を作りたくて情熱を持ち続け、時間も長くかかった。人間の闇に焦点を当てた物語。面白い部分もあるが、テーマは真面目で深刻だ」と話した。

これに対し、スコセッシ監督は「レオも私もキャラクターに自由に取り組めた」と説明。アカデミー賞への候補については「映画を40年作ってきたが、賞が私を覚えていてくれて光栄だ。素晴らしい監督たちと候補になり、わくわくしている」と話した。

最後に作品の見どころについて、ディカプリオは「映画全体が狂気に満ちている。最初から最後まで、すべて見たことのないシーンだろう。忘れてならないのは、警鐘を鳴らす物語であること」と強調。スコセッシ監督は「警鐘を鳴らすとともに、金融危機に対する私の不満も含まれている。私は“とてもとても面白い、シリアスな作品”と考えている。ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。(文・写真/遠海安)

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年、米国

監督・製作:マーチン・スコセッシ

出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、

マシュー・マコノヒー、マーゴット・ロビー、

ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー

2014年1月31日(金)、全国公開。

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