体重に応じたメニュー提供の中国の飲食店が謝罪「やりすぎでした」―独メディア

Record China    2020年8月17日(月) 10時0分

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15日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の習近平国家主席による飲食の浪費行為防止の指示に応じて入店前に体重測定を求めていた飲食店が、やりすぎだったとして謝罪したと伝えた。

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2020年8月15日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席による飲食の浪費行為防止の指示に応じて入店前に体重測定を求めていた飲食店が、やりすぎだったとして謝罪したと伝えた。

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記事によると、湖南省長沙市にあるレストランでは、客に対して入店前に体重測定を要求し、体重に基づき店が提案する料理を注文するよう求めていた。店はこれについて、「客が適切な量の料理を注文するように誘導するもので、これにより浪費を防ぐことができる」と説明していた。

新型コロナウイルス流行と洪水の影響により、中国の食糧価格は上昇しており、習主席は飲食の浪費行為をやめるよう指示を出していた。これに応じる形で、各地の飲食店は、客に対し、人数より少ない数の料理を注文するよう求め、根深い飲食浪費習慣の根絶を目指している。

現地メディアによると、問題となった長沙市内のレストランでも「履行節約、杜絶浪費(節約をして浪費を根絶)」や「光盤(皿を空にすること)を自覚行動としよう」などと書かれていたという。しかし、入店前に体重測定して体重に応じたメニューが提案されることが中国SNSの微博(ウェイボー)で紹介されると大きな話題となり、閲覧数は3億回を超えたという。

この飲食店はその後、「この件が報道されると社会で大きな反響を呼び、予期したような飲食の浪費防止の提案を実施することができず、公共のソースを占有してしまったことを深くおわびする」と謝罪。「私たちの初志は浪費根絶の提唱と健康的な注文であって、強制的な体重測定を求めてはいない」と弁解している。(翻訳・編集/山中)

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