Record China 2020年8月23日(日) 16時0分
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中国メディアの澎湃新聞は17日、白湯を積極的に飲むという中国人の習慣は外国人にとって理解しがたい謎だとする記事を掲載した。写真は白湯。
中国メディアの澎湃新聞は17日、白湯を積極的に飲むという中国人の習慣は外国人にとって理解しがたい謎だとする記事を掲載した。
記事はまず、米国のQ&Aサイト「Quora(クオーラ)」で「中国人はなぜ熱いお湯を飲むのが大好きなのか」との質問が注目を集めたと紹介。「西側だけでなく近隣の日本、韓国でも四季を通じて氷水が好まれる」と続け、中国では胃痛、頭痛、風邪を問わず症状を訴える人に「白湯をたくさん飲んで」と勧めることを指して「1杯の白湯で解決できない問題なんてなさそうだ」と形容した。
そして、「中国人はいつ頃から白湯を飲むようになったのか」に話を進め、「その歴史は長いものの定論はまだない。ただ、実に2万年余り前に白湯を飲むための客観的条件が整っていたことだけは分かっている」と説明。記事が指摘するのは江西省の洞窟で見つかった世界最古の陶器のかけらで、陶器で湯を沸かしたことを示す痕跡が確認されたという。一方、中国人が白湯を飲んだことを文字で記録したもので最も古いのは、春秋戦国時代(紀元前770年~同221年)までの医学技術や思想をまとめたとされる「黄帝内経(こうていだいけい)」だと指摘した。
記事はお茶の存在が「白湯を積極的に飲むこと」を支えたと紹介するほか、多くの中国人が白湯を愛する主な理由として「健康に良いという認識を持っているためだ」と説明。ただ、「白湯をたくさん飲んでも体が本当に丈夫になるとは限らない。熱すぎると食道の病気のリスクが高まる」などともしている。(翻訳・編集/野谷)
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