Record China 2020年8月19日(水) 6時40分
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18日、韓国・ニュース1によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でサムスン電子や現代自動車、LG電子など、韓国内の主要企業の工場稼働率が、今年上半期に大幅に落ち込んだことが分かった。写真は韓国。
2020年8月18日、韓国・ニュース1によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でサムスン電子や現代自動車、LG電子など、韓国内の主要企業の工場稼働率が、今年上半期に大幅に落ち込んだことが分かった。
サムスン電子の今年上半期のテレビの生産台数は1883万2000台で、工場稼働率は80.5%だった。前年の97.5%から約17%下落した。スマートフォンの生産台数は、生産能力の66.8%である1億693万7000台にとどまった。
現代自動車の稼働率も新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴うシャットダウンと世界的な景気低迷などの影響で大幅に落ち込んだ。昨年末には102%だった国内工場の稼働率は、今年上半期は86.8%に低下した。海外工場はさらに状況が深刻で、米国工場では、昨年末に91%だった稼働率が、今年上半期は54.8%に急落した。
LG電子もやはり稼働率が低下。昨年106.9%の稼働率だった冷蔵庫の生産工場は、今年上半期は89.3%に下落した。洗濯機、エアコン、テレビの生産工場の稼働率も低下した。
このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「今後大量の失業者が出て、消費鈍化が続くのだろう」「中小の製造業はどうなるんだ?」などと懸念が出る一方、「コロナの感染拡大前から韓国の経済は落ち込んでいた」「上半期が悪いことは誰もがわかっていたこと」「コロナによる経済的損失は他国はもっと深刻だ」「景気低迷は世界的に起きている。誰かのせいにしないで、励ましあって困難な時期を乗り越えよう」などと冷静に受け止める声が多く上がっている。
財界関係者は「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う景気低迷と消費者心理の委縮などで、上半期の主要企業の生産実績は悪化した。最近、感染の第2波の兆しがあり、下半期に改善させることは容易ではないと思われる」と話した。(翻訳・編集/関)
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