中国人は海外旅行に“飢えている”、世界中で増殖する中国人観光客―米紙

Record China    2014年2月10日(月) 6時0分

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27日、中国人の海外旅行ブームは拡大の一途をたどり、昨年1年間で海外に出かけた中国人観光客は延べ9700万人で、過去最高を記録した。写真は中国人観光客。

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2014年1月27日、参考消息網は24日付の米紙ニューヨーク・タイムズの記事「中国人は海外旅行を『極度に渇望』している」を紹介した。以下はその概要。

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中国の経済成長のスピードは減速しているが、中国人の海外旅行ブームはとどまるところを知らない。香港政府が24日に発表したデータによると、昨年1年間に香港を訪れた中国本土の観光客は、前年比16.7%増で、過去最高となる延べ4070万人を記録した。この数字は2001年の10倍近くにもなる。今年1月の報告では、昨年1年間に海外旅行に出かけた中国人の総数が延べ9700万人となり、過去最高を記録したことが明らかとなった。

富裕層の拡大と、ビザ発給条件の緩和措置をとる国の増加などから、中国人にとって海外旅行はさらに身近で容易なものとなった。旅行先もより遠くの国を目指すようになり、ロンドンやパリ、ニューヨークの街角で中国人観光客を見かけない日はないほどである。

香港に拠点を置く証券グループCLSA Asia―Pacific marketが最近発表した報告によると、中国人の海外旅行者数は2020年までに現在の約2倍の2億人に達する見込みだという。中国人観光客に人気の主な旅行先は香港、マカオ、タイだが、その他の地域を訪れる中国人は着実に増えている。2020年までに米国を訪れる中国人観光客は現在の延べ160万人から570万人に増加すると予想され、フランスやドイツを訪れる中国人観光客の数も現在の約2倍に増えるとみられている。(翻訳・編集/本郷)

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