Record China 2020年8月20日(木) 16時40分
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「Uber Eats」がリン・チーリンら著名な芸能人を相次いでCM起用していることに、一部のネットユーザーから不満の声が上がっている。写真はリン・チーリン。
新型コロナウイルスの感染拡大で外食が控えられる中、需要が伸びているフードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」。日本だけでなく台湾でも利用者が増加しているようだ。しかし、台湾メディアの三立新聞網の19日付の記事によると、同社がリン・チーリンら著名な芸能人を相次いでCM起用していることに、一部のネットユーザーから不満の声が上がっている。
日本のCMでもおなじみのフレーズ「今晩我想来点…(今夜私がいただくのは…)」は台湾でも浸透しているという。背景には、これまで歌手のジョリン・ツァイ(蔡依林)やジャム・シャオ(蕭敬騰)、女優の林美秀(リン・メイシュウ)ら著名人がCMで発してきたことがある。そして、このほど新たにCMに起用されたのが台湾トップ女優のリン・チーリンと歌手の伍佰だ。
しかし、相次ぐ著名人のCM起用について、台湾のネット掲示板PTTでは「Uber EatsはなぜCMを流しまくるのに配送料を無料にしてくれないのか」という投稿が話題になった。投稿したネットユーザーは「次から次へとCMを流して『今夜私がいただくのは…』。大物ばかりをCM起用してるのだから広告費は相当だろう。なぜその費用を使って客への配送料を無料にしてくれないのか」と訴えている。
他のネットユーザーからも「芸能人への広告費を使って消費者に還元してほしい」「スターに全部持ってかれていたってことか。どうりでUber Eatsで頼むと高いわけだ」「芸能人の私腹を肥やしても、生活が懸かっているスタッフは助けたくないということか」といったコメントが寄せられた。
一方で、CMはイメージ確立に必要だとの見方や、「配送料無料が好きなのはもともと頻繁には利用しない客。配送料を無料にすることが正しい販促ではない」「Uber Eatsは配送料を支払ってでも品質を保ってほしいという客層を相手にしている」「Uber Eatsのターゲットはハイレベルで消費力のある顧客」との声も出ているという。
日本では今月6日から月額980円で配送料がかからない定額サービス「Eatsパス」が開始。台湾では注文する料理の代金に応じて配送料が無料になるサービスがあるが、定額制はまだ導入されていない。(翻訳・編集/北田)
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