2014年2月7日、BBC中国語サイトは記事「分析：日中がソチで外交勝負、“ロシアは一方に肩入れせず”」を掲載した。

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冬季五輪が開幕したソチ。中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席、日本の安倍晋三首相が開幕式に出席、日中が対ロ外交で力比べする展開となった。人権問題で欧米諸国首脳が開幕式を欠席するなか、日中の姿勢は突出している。

プーチン大統領と会談した習主席。両首脳は2015年に世界反ファシズム戦争勝利・中国人民抗日戦争勝利70周年活動を共同で実施することに合意した。この会談成果を中国は大々的に宣伝し、7日には中国外交部の洪磊（ホン・レイ）報道官は「ナチスによる旧ソ連など欧州諸国への侵略、日本軍国主義による中国などアジア被害国人民への重大な犯罪行為は忘れられてはならない」とのプーチン大統領の発言を紹介した。

安倍首相もプーチン大統領と会談。北方領土交渉の継続を確認し、今秋のプーチン大統領訪日が決まった。

日中両国が激しいつばぜりあいを演じているが、BBCロシア語版の担当者はロシアはどちらか一方に肩入れすることはない、中国に対して敬意を払うことは間違いないが、日本を敵対視することもないと分析した。（翻訳・編集/KT）