中国人学者、「中国が北方領土と尖閣の相互承認を露に打診」報道を否定―香港メディア

Record China    2014年2月10日(月) 16時13分

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10日、香港・フェニックステレビは、日露首脳会談について、国際問題に詳しい複数の専門家の見解を紹介した。中国人民大学の時殷弘教授は、中国が北方領土と尖閣諸島の相互承認をロシアに打診したとする報道を否定した。写真は尖閣諸島。

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2014年2月10日、香港・フェニックステレビは、ソチの大統領公邸で8日に行われた日露首脳会談について、国際問題に詳しい複数の専門家の見解を紹介した。人民日報(電子版)が伝えた。

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日本問題に詳しい台湾中央研究院近代史研究所の林泉忠(リン・チュエンジョン)副研究員は「日露間の最大懸念である北方領土問題で、プーチン大統領が譲歩することはあり得ない。安倍首相の積極的な友好姿勢にプーチン大統領は表面的に答えたにすぎない」と指摘した。

国務院参事で、中国人民大学教授の時殷弘(シー・インホン)氏も、日本がロシアとの関係改善に力を入れるのは「中国をけん制するためだ」とした上で、「日露関係が一時的に改善したように見えるが、それは対抗姿勢を表に出さないというだけのことだ」と述べた。

中国がロシアに対し、従来日本領と位置づけてきた北方領土の領有を承認する代わりに、尖閣諸島を自国領とする中国の主張を支持するよう、水面下で打診していると日露外交筋が明らかにしたという報道について、時教授は「中国政府がそのような要請をするはずがないし、ロシア政府が同意することはさらにあり得ない」と否定した。(翻訳・編集/NY)

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