東莞市の性サービス摘発、見て見ぬふりをしてきた国営テレビや警察に批判集中―中国

Record China    2014年2月11日(火) 22時38分

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10日、不法な性サービスに対する一斉手入れを実施した広東省東莞市の事件について、国営テレビや警察当局の見て見ぬふりをしてきた姿勢に対し大きな批判が巻き起こっている。写真は中国の違法マッサージ店。

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2014年2月10日、中国中央テレビ(CCTV)の報道をきっかけに不法な性サービスに対する一斉手入れを実施した広東省東莞市の事件について、CCTVや警察当局の見て見ぬふりをしてきた姿勢に対し大きな批判が巻き起こっている。

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CCTVは9日、東莞市では一部の高級ホテルなどでも公然と性サービスが行われているとする内容を報道。これを受けて同市の警察当局は、サウナや足浴、カラオケなどの名目で性サービスを実施していた店に対し、警察官6500人余りを投入して一斉手入れを実施した。

その結果、当局は67人を逮捕するとともに、関連の派出所の所長全員を停職とした。東莞市は中国の「性都」として有名で、警察当局も性サービスの問題が長年にわたって解決されてこなかったことを認めているという。

また、広東省トップの胡春華(フー・チュンホア)党委書記は同省全域の警察当局に対し、同省で昨年大きな成果を上げた麻薬製造・密売グループに対する一斉検挙と同様の厳しさで性産業に対する一斉取り締まりを実施するよう命じた。

一方、ネット上では、CCTVや警察当局がこれまで見て見ぬふりをしてきた姿勢やさらに大きな問題に対し目をつぶっている状況に対し、中国版ツイッター・微博で絶大な人気を誇る有名人たちが批判を繰り広げている。

その中の1人、メディア関係者の秦子嘉(チンズージア)は「中国ではこの種のことよりも重要なニュースが多いのに、CCTVの記者が真正面から報道したことはこれまで一度もない。そんな状況で彼らは政府高官の汚職や腐敗を報道できるのか?」と批判している。(翻訳・編集/HA)

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