2014年2月11日、新華社によると、米紙ニューヨーク・タイムズのウェブサイトが9日、中国の文化財がノルウェーから返還されると報じた。

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文化財は、1世紀近く前に中国に駐留していたノルウェー騎兵が購入した、離宮「円明園」の大理石の柱7本。返還はノルウェーの博物館KODEと中国の実業家・黄怒波（ホアン・ヌーボー）さんの間で合意に達したもので、2014年秋頃に行われる。

昨年12月に交わされた契約では、黄さんは博物館に1000万ノルウェークローネ（約1億6800万円）を寄付することになる。大理石の柱は、返還された後、黄さんの母校・北京大学で展示される予定。

KODEは、ヨーロッパで中国の文化財を所蔵する博物館として最大規模を誇っているが、昨年1月に館内の一部が破壊され、20点余りの展示品が持ち去られる事件が起きてからは、展示を中止している。黄さんからの寄付金は展示ブースの修復などに使われる予定だという。（翻訳・編集/岡田）