中国人観光客のブランド品購入は香港・欧米・韓国が主流、中国では高い関税で割高―中国メディア

Record China    2014年2月15日(土) 0時10分

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12日、中国人観光客にとって香港、欧州、米国、韓国が高級ブランド品の主要購入地になっていることが分かった。写真はベニス。

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2014年2月12日、旅行専門サイト・トラベルズー(Travelzoo)が発表した年間調査報告書から、中国人観光客にとって香港、欧州、米国、韓国が高級ブランド品を購入する主要地域になっていることが明らかになった。財華社が伝えた。

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2013年に中国人観光客が高級ブランド品を購入したのは香港が64.6%、欧州が46%、米国が33.4%、韓国が19.3%。中国国内で購入した人は12%と低い割合にとどまった。2014年の旧正月(春節)には海外旅行者数もブランド品購入金額も過去最高を記録すると予測されている。

中国では輸入高級品に対して30〜40%という高い関税がかけられており、中国中央テレビの行った調査では、中国におけるブランド品の販売価格はフランスと比べて平均70%高く、米国より50%、香港より45%高くなっている。海外と比べて割高なことから、税金分を節約しようと海外でブランド品を購入する人はおのずと増えることになる。

また、欧米では免税制度により税金の還付が行われていることも海外でブランド品を購入する動きを後押ししている。ドイツで8000元(約13万6000円)相当のバッグを買った場合、中国よりも3000元(約5万1000円)安いだけでなく、さらに1500元(約2万5500円)前後の還付も受けられる。中国人観光客が欧州で免税制度を利用する消費税の還付金は年間30億ユーロ(約4170億円)にも達している。(翻訳・編集/岡田)

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