Record China 2020年9月4日(金) 14時40分
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中国で視聴再生数1位を誇り、一大ブームを巻き起こした「白華(はっか)の姫~失われた記憶と3つの愛~」。復讐とヒロイン・容楽への愛の狭間で揺れる将軍・傅筹を演じたジン・チャオがインタビューに答えた。
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中国で視聴再生数1位を誇り、一大ブームを巻き起こした「白華(はっか)の姫~失われた記憶と3つの愛~」。本作は、記憶を失った美しき姫と、彼女を愛した3人の貴公子を描いた2020年大注目のドラマティック・ラブ史劇。「王女未央-BIOU-」の監督&脚本家の人気女性コンビが手掛け、予測不可能な展開と甘く切ないロマンスの行方に、ときめき涙すること必至だ。
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謎多きヒロインを演じたのは「泡沫の夏~トライアングル・ラブ~」のチャン・シュエイン(張雪迎)。皇子役のアーリフ・リー(李治廷)、将軍役のジン・チャオ(経超)、兄であり皇帝役のレオ・ロー(羅雲熙)ら、時代劇に欠かせない豪華イケメンスターが集結し、ヒロインをめぐるそれぞれの愛と葛藤を描いている。
DVDリリースを記念して、復讐とヒロイン・容楽(ようらく)への愛の狭間で揺れる将軍・傅筹(ふちゅう)を演じたジン・チャオがインタビューに答えた。「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」で、ジョウ・シュン演じるヒロインの如懿を陰で見守る“見守り男子”の侍衛・凌雲徹(りょううんてつ)役で大ブレークした実力派俳優。そんな“見守り男子”から一転、本作では復讐のため出世への欲望や恋のライバルに対して感情をむき出しにする面も見せ、“心に傷を負う野心家男子”として難役をこなし、容楽への一途な愛が多くの女性ファンを魅了した。
●本作の脚本を初めて読んだとき、この物語にどんな魅力や面白さを感じましたか?
私が演じた傅筹は神経質で悩みやすい人物で、心に多くの恨みをためています。人物像は多面的で、演じる上で多くの可能性がありました。彼はいくつもの任務を果たさなければならず、相手によって異なる顔を見せ、心に葛藤を抱えています。そのためとても複雑で捉えるのが難しいキャラクターでした。こうしたチャレンジ性のあるキャラクターを演じることは、やりがいがあると感じました。
●傅筹は悲劇的な運命を背負った人物です。徐々に正体が明らかになっていくこの複雑なキャラクターを演じるにあたり、特に意識したこと、工夫したことはありますか?
傅筹のそれぞれの顔、それぞれの出来事、それぞれのセリフの動機と言葉の下に隠された意味、目で語る内面の心情、これらを全て細部まで的確に表現しようと思いましたが、実際はとても大変でした。
●傅筹という人物について、具体的に教えてください。
傅筹の行動や態度には彼なりのロジックがあります。そのロジックから彼は復讐をしようとします。母親の仇を討たなければならないと当然、思っていたのです。ただ周到に策略を巡らした彼にとっても唯一計算違いだったのは、容楽に出逢ったことでした。思いがけず彼女を愛してしまった彼の気持ちは真剣でした。最後にも大きな陰謀劇がありますが、彼はきっと真摯に自分の気持ちを整理していたはずです。こうして初めて彼は真に自分の人生を生きることができたのだと思います。
●傅筹は容楽に真心からの愛を求めますが、辛い思いをすることになります。別の女性からの愛を拒み、容楽に固執するのはなぜでしょうか?あなた自身は彼のラブストーリーについてどう考えますか?
傅筹は怨恨と苦悶を背負った身の上で、多くの場合、彼の行動は自分の意思でもどうにもならず、仕方なく最愛の人を傷つけてしまったりします。ただ、その動機はある意味、彼自身のロジックに基づいてもいるのです。このキャラクターの難しさはそのバランスにありました。彼のロジックに対する判断、感情や物事に対する態度などは、どう演じたらいいか難しい部分でした。ただ、愛情という点では、傅筹は容楽に対して一途で、最初から最後まで心には容楽だけがいるのです!
●ある者が容楽に化けているとは気づかずに、傅筹が容楽との将来について夢を語り、「この世で最も美しい告白は『相守到老(老いても一緒にいよう)』」と言うところは、切なくも美しいシーンです。このシーンの演技や撮影現場についてのエピソードがあれば教えてください。
傅筹が唯一心の重荷を下ろし、心の扉を開いて自分の願望を語るシーンですね。この時の傅筹は幸せだったと思います。
●特に印象に残っているシーンとその理由も教えてください。また、チャン・シュエインさん、アーリフ・リーさん、レオ・ローさんなど人気俳優との共演はいかがでしたか?
一番演じがいがあったのは浴室の修羅場シーンですね。3人の役者が役になりきっていましたし、いろんな要素が詰まった場面で、感情も最高潮に高まるシーンでした。セリフを話すことなく特殊な状況下で3人が対峙し、火花を散らす演技をしました。こうしたまなざしや気迫だけで互いにやり取りする演技は、とてもやりがいがありました。また、皆さんと一緒にいる現場はいつもにぎやかで楽しかったです。
●「如懿伝」「白華の姫」に出演してさらに評価が高まり、ファンが増えていると思いますが、ご自分の気持ちや環境に何か変化はありますか?
自分はどちらかといえば“仏男子”(淡白なライフスタイルを好む男子)ですが、何の欲望もないというわけではなく、人と争わず、けんかせず、自分の決めたルールの中で最大限の努力をするタイプです。それ以外の部分は天に任せています。
●今後、新たに挑戦してみたい役柄はありますか?
実際、まだ演じたことのないキャラクターはいっぱいあります。例えば皇帝、清の皇帝などですね。
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