女性歌手のフェイ・ウォン（王菲）が9日、自身初めてのライブ配信に挑戦。アリババ（阿里巴巴）創業者のジャック・マー（馬雲）氏とのデュエットがサプライズで行われ、視聴者を驚かせた。

ライブ配信を見ながらリアルタイムで商品を購入するライブコマースが大盛況の中国で、その手法もさまざまな進化を見せる中、中国ネット通販最大手「淘宝（タオバオ）」のアリババグループでは著名なスターのショーと商品販売を組み合わせた新たなライブ配信をスタート。9日、中華圏を代表する女性歌手のフェイ・ウォンが登場している。

近年、あまり積極的に歌手活動をしていないフェイ・ウォンが、久々に顔を見せたこのライブ配信だが、カラオケボックス風のセットに3人のコーラスを連れて出演。「Landing Guy」など4曲を披露し、依然と変わらない美声を響かせている。

さらに番組の途中では、アリババ創業者のジャック・マー氏がオンラインで飛び入り参加し、フェイ・ウォンとデュエットする場面も。司会者以外は誰にも知らされていなかったサプライズだけに、視聴者から驚きと喜びの声が寄せられた。

現在51歳のフェイ・ウォンだが、変わらない見た目の若々しさも注目の的に。また、目ざとい視聴者はコーラス3人の中にいた唯一の女性が、フェイ・ウォンの元夫でミュージシャンのドウ・ウェイ（竇唯）の妹、ドウ・イン（寳穎）であることを発見。「別れても元夫の家族と仲良くできるなんていい関係だ」「義姉・義妹でなくなっても、人として付き合えるのは素晴らしい」といった声も寄せられている。（Mathilda）