米欧がレアアースの対中依存脱却を進める上での「大きな障害」―米華字メディア

Record China    2020年9月12日(土) 9時30分

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6日、米華字メディア多維新聞は、欧米諸国が中国へのレアアース依存脱却に向けて動きを活発化させていると報じた。写真は鉱山。

2020年9月6日、米華字メディア多維新聞は、欧米諸国が中国へのレアアース依存脱却に向けて動きを活発化させていると報じた。

記事は、米ブルームバーグの報道として、今年5月に「反中派」として知られる共和党のクルーズ上院議員が議会にレアアースの対中依存を減らすための法案を提出したのに続き、このほど下院でも議員から同様の議案が提出されたと紹介。税制面での優遇や財政支援といった手段を講じて、米国内のレアアースおよびその他重要資源のサプライチェーンを構築することが盛り込まれていると伝えた。

また、欧州連合(EU)でも重要資源の過度な対中依存を憂慮する声が高まっており、欧州委員会が今月3日に資源のサプライチェーン多元化、採掘条件改善などの問題を協議するとともに、年内に原材料調達に関する連合をつくることで、再生可能エネルギー産業や宇宙事業などの対外依存の軽減を目指すことを明らかにしたと紹介している。

一方で「欧米がレアアースのサプライチェーンを本土化し、重要資源を自給自足することは決して簡単なことではない」とし、専門家からはコスト、資源の調達ルート、環境問題など、解決すべき大きな問題に直面することになるとの見方が出ていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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