Record China 2020年9月14日(月) 19時0分
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いよいよ中国で公開されるも、歴代のディズニー映画の中で最低評価となっている「ムーラン」(花木蘭)だが、ネットユーザーからは過去の中国映画を再評価する声や、幻のヒロイン候補を再び推す声が上がっている。
主演した中国の女優リウ・イーフェイ(劉亦菲)の発言や、少数民族・ウイグル人への中国政府による迫害問題も絡み、ボイコットの声が広がっていることでも話題の「ムーラン」は、最大のターゲットとなる中国で今月11日に封切られた。しかし、予想に反して興行収入はふるわず、ドラマや映画の情報サイト最大手・豆瓣(douban)ではユーザー評価が4.7ポイントまで落ち込み、歴代のディズニー映画で最低を更新している。
「花木蘭」は中国で有名な伝承の物語で、1920年代に初めて映画化された後、これまで繰り返し映画やドラマになってきた。近年では中国の人気女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)が主演の「花木蘭~ムーラン」が2009年に公開され、 同作で中国最大級の映画賞「百花奨」の最優秀主演女優賞を獲得し、香港版アカデミー賞「金像奨」にもノミネートされている。
ネット上ではディズニー版と比較して、ヴィッキー・チャオの「ムーラン」を再評価する人も多く、「永遠のムーラン」「外国人が作る映画と違い違和感がない」といった称賛のコメントが。さらには、ヒロイン選考が話題になった時、有力候補と報じられたナターシャ・リウ(劉承羽)を再び推す声も。映画「ソード・オブ・デスティニー」などで知られるナターシャ・リウは、華人アクション女優の第一人者、ミシェール・ヨー(楊紫瓊)の「弟子」で、その身体能力やビジュアルがムーランにぴったりとの意見も多く、「彼女が演じていたらと思うと悔しい」といった声が上がっている。(Mathilda)
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