人民網日本語版 2020年9月22日(火) 5時20分
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ライブコマースが新たな農作業となっている。写真は中国の農家。
枝になる花牛リンゴが日増しに赤く色づいている。甘粛省清水県黄門鎮小河新村の村人である景彩彩さんは、自宅のリンゴ園でショート動画を撮影しSNSに投稿したところ、多くの「いいね」を集めた。人民日報が伝えた。
清水県は2017年に農村EC(電子商取引)の発展に力を入れ、物流やネット施設を整え、18の郷鎮ECサービススポット、260カ所の村級ECサービススポットを設置した。宅配便のカバー率は100%。小河新村は微信(WeChat)直売EC夜間学校を開き、村人にネットショップ開設を教えた。景さんは夜間学校に通い、微信の登録、カードの紐づけから学び、ネット上でのリンゴ販売を学んだ。2017年にECのリンゴ販売で4万元(約62万円)以上稼ぎ、清水県から「ECのパイオニア」と評価された。景さんは村人に経験を伝授し、さらに自分のルートを使い販売に協力している。「今年はすでに多くの馴染みの顧客が注文を待っている」と景さんは誇らしげに語った。
小河新村婦女児童活動センターで、馬海者さんが彩り豊かなビニールビーズで作った花瓶、ティッシュケース、筆箱、車のアクセサリーを紹介し、慣れた様子で撮影を行った。これにBGMをつけ、ショート動画を作成し、動画サイトで投稿する。1袋で数元しかしないビニールビーズも彼女が加工すれば1点数十元で売れる。「私の動画チャンネルにはもう4000人以上のフォロワーがいる。最近新しく登録したチャンネルにも660人以上のフォロワーがいる」と馬さん。
インターネットによって馬さんの手工芸品は新疆や湖北省などに販路を拡大したほか、彼女の視野も広がった。馬さんは、「ビーズの新しい模様を学びたければネットで動画を探して真似ている。技術を学んだだけでなく、知識がついた。子供の宿題まで指導できるようになった」と述べた。
小河新村では現在、携帯電話が新たな農具に、ライブコマースが新たな農作業になっている。小河新村で2019年、ECにより農産物を販売する人が120世帯余りに上り、各世帯の収入が平均で約1000元(約1万5500円)ほど増加した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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