8月の訪日外国人客、コロナ禍響き前年比99.7%減の8700人=中韓、前月比では倍増

Record China    2020年9月18日(金) 17時30分

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8月の訪日外国人客は前年同月比99.7%減の8700人(7月3800人)だった。訪日客の減少幅が9割を超えるのは6カ月連続。中国、韓国は前月比では倍増した。写真は京都・鴨川。

2020年9月18日、日本政府観光局が発表した8月の訪日外国人客は前年同月比99.7%減の8700人(7月3800人)だった。訪日客の減少幅が9割を超えるのは6カ月連続。新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本での検疫強化、査証の無効化などの措置が引き続き取られていることや、多くの国で海外渡航制限などが実施されていることが影響した。

4月から7月まで前年同月比99.9%減が4カ月続いたが、8月はわずかに増加した。一部の国で長期滞在者やビジネス客に限定して往来を再開する動きがあったため。政府は7月下旬から、入国後14日間の待機を条件としてタイやベトナムなどと長期滞在者の往来を再開している。今後も、政府は新型コロナウイルスの感染拡大を抑制している国や地域について段階的に規制を解除する方針だ。

8月の訪日外国人客を国・地域別でみると、中国は1600人(前年同月100万800人)、韓国が700人(同30万8700人)だった。両国とも7月と比べ訪日客数が倍増した。台湾とタイは400人、マレーシアとインドネシアは200人。ベトナムは1100人と7月の600人から入国者が2倍近い増加となった。

この結果、今年1~8月の累計の訪日客数は395万人にとどまった。2019年は同期間に2214万人が訪日しているが、今後も大幅減は避けられない。2020年に4000万人の訪日客を見込んでいる政府目標の達成は絶望的である。(八牧浩行

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