医療物資でますます中国に依存する米国―米メディア

Record China    2020年9月23日(水) 7時40分

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21日、環球時報は米フォーブス誌の記事を引用し、新型コロナウイルスに関連した医療物資で、米国はますます中国に依存するようになっていると伝えた。写真はニューヨーク。

2020年9月21日、環球時報は米フォーブス誌の記事を引用し、新型コロナウイルスに関連した医療物資で、米国が輸入するN95マスクやその他の使い捨てマスク、サージカルタオルなどの製品のうち、中国製の占める割合は85%を超えており、ますます中国に依存するようになっていると伝えた。

記事は、新型コロナの死者数が20万人近くに達する米国では、個人用防護具(PPE)の紡績品の輸入が急増しており、米国が中国から輸入する製品の中で最も増加率が高いと紹介。今年1月から7月までの中国からの輸入総額は14.71%減少したが、PPE製品の輸入は395.47%増となっており、108億ドル(約1兆1230億円)に達したという。

米国でも生産能力を上げてはいるものの、「医療物資の方面では米国はこれまでにないほど中国に依存するようになっている」と記事は指摘。増加した輸入製品は主に個人の防護用品だが、ほかにもクッションや枕カバー、横断幕、国旗なども含むという。

記事は、「米国国内にも国旗メーカーはあるが、今年に入ってから7月までの中国から輸入した米国国旗が全体に占める割合は98.91%に達した」と紹介。しかし、N95マスクの輸入額は14億ドル(約1456億円)であるのと比べると総額428万ドル(約4億4510万円)の米国国旗はごくわずかな額だと伝えた。

記事によると、紡績品の防護用品以外に、防疫と関係のあるプラスチック製品の中国からの輸入も増えているという。これにはエアベッドやプラスチックマスク、その他の実験室用品などがあり、輸入量は13.22%増加しており、米国が輸入するこれらの製品のうち中国からの輸入が53.72%を占めると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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