外交部の報道官は先ごろ、習近平国家主席が要請に応じてテレビ会議形式で行われる国連創設75周年関連ハイレベル会議に出席し、重要談話を発表すると明らかにしました。習主席は5年前、国連創設70周年関連サミットに出席し、一般討論で「手を携えて協力・ウィンウィンの新たなパートナーを作り、心を一つにして人類運命共同体を築く」と題した重要談話を発表し、国際秩序の深い変革や調整に向き合い、人類の未来を考える「中国の方略」を打ち出しました。

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長年、外国の大学や議会から国連のサミットに至るまで、ジュネーブでの演説から多くの多国間会合に至るまで、習主席はさまざまな場で、運命共同体の理念を述べ、哲理を含む分かりやすい論述で、中国人民が世界各国の人民と共により美しいふるさと地球の建設を望んでいることを、世界に伝えました。

2015年9月、習主席は、米国を訪問し、国連創設70周年関連サミットに出席しました。シアトルで行った演説で、「トゥキディデスの罠」に言及し、「トゥキディデスの罠なるものは、この世に存在しない。しかし大国間で戦略的な判断を繰り返し間違えると、そのような罠を自ら作り、自らそれにはまってしまうことになりかねない」と指摘しました。

同年9月28日、習主席は、第70回国連総会の一般討論で、「手を携えて協力・ウィンウィンの新たなパートナーを作り、心を一つにして人類運命共同体を築く」と題する重要談話を発表し、「平和、発展、公平、正義、民主、自由は、全人類の共通の価値で、国連の崇高な目標でもある。国連憲章の主旨と原則を受け継ぎ、発揚し、協力・ウィンウィンを核心とした新型国際関係を構築し、人類運命共同体を作り上げなければならない。新型国際関係は『対立ではなく対話を、同盟ではなくパートナーシップ構築を』という国と国との新しい付き合いの道を歩むべきだ」と強調しました。

2017年初めに開かれた世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）で、習主席は、「世界経済への融合は歴史の大方向であり、中国経済が発展するには、勇気をもって世界市場の大海を泳がなければならない。われわれはこの過程で、渦に巻き込まれたり、荒波に遭ったりしていたが、泳ぐ中で泳ぎを覚えた。これは正しい戦略的選択である」と「中国の物語」を語りました。（提供/CRI）