今年1月に長男を出産した中国の女優チャン・ツィイー（章子怡）が、息子の衣服には何でも4歳になる姉のお下がりを使うという育児方法を明かし、話題になっている。

チャン・ツィイーは2015年、人気ミュージシャンのワン・フォン（汪峰）と結婚し、同年に娘の醒醒ちゃんを出産。昨年10月、第32回東京国際映画祭で審査委員長を務めたが、大きなお腹で登場し、妊娠7カ月目を公表して話題に。その後、今年の元旦に男の子を出産した。

このほど雑誌のインタビューに答え、2人目の子供の育児について語ったが、ベビー用品をはじめシーツや布団、おもちゃ、さらにはベビー服まで、ほとんどが醒醒ちゃんのお下がりで、「新しい物はめったに買わない」とコメント。醒醒ちゃんが非常に繊細な子供のため、彼女への気遣いもあることを語っている。

中国では男の子は強くたくましく育てるため厳しく、女の子は知的でたおやかに育てるため優しく、という教訓を込めた伝統的な言葉があるが、チャン・ツィイーの子育てはそれを実践するものとなっている。中国を代表するミュージシャンと女優のカップルで、金銭的には当然恵まれているものの、予想外の質素な子育てに、ネット上では「驚くほど普通」などと称賛の声が。一方では、「姉と差があり過ぎてかわいそう」といった声も上がっている。

チャン・ツィイーは現在、リアリティー番組の収録には顔を出しているものの、女優は休業中で子育てを優先している。今月24日には中国版ツイッターで、赤ちゃんを抱っこした写真を公開。「生後8カ月23日目」に初めて「ママ」と呼んでくれたことを明かし、喜びいっぱいの投稿には2万件を超える「いいね」が寄せられている。（Mathilda）