台湾球児の甲子園物語「KANO」=故郷で6万人パレード、永瀬正敏も感動―台湾

Record China    2014年2月23日(日) 16時32分

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22日、台湾映画「KANO」のキャンペーンが台湾・嘉義市で行われ、1931年の甲子園準優勝時のパレードを再現。映画出演者や市民ら、約6万人が参加する盛り上がりを見せた。

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2014年2月22日、台湾映画「KANO」のキャンペーンが台湾・嘉義市で行われ、1931年の甲子園準優勝時のパレードを再現。映画出演者や市民ら、約6万人が参加する盛り上がりを見せた。中国時報が伝えた。

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台湾で今月28日から公開の映画「KANO」は、日本統治下の台湾で、無名の弱小野球部が甲子園大会(当時は「全国中等学校優勝野球大会」)に出場し、決勝進出した実話を描いている。タイトルの「KANO」とは、甲子園で旋風を巻き起こした嘉義農林学校(現・国立嘉義大学)の略称。映画「海角七号 君想う、国境の南」「セデック・バレ」のウェイ・ダーション(魏徳聖)がプロデュースし、日本からも永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀らが出演している。

22日、映画の舞台となった嘉義市でキャンペーンが行われ、1931年の準優勝パレードを再現。市内のメーンストリートとなる中山路を9時間も封鎖し、この映画のために選ばれ球児役を演じた14人やウェイ監督、メガホンを執ったマー・ジーシアン(馬志翔)監督、さらに日本から永瀬正敏が登場。また、「海角七号 君想う、国境の南」の田中千恵や、「セデック・バレ」の出演者たちも応援に駆けつけてパレードに加わり、総勢2000人という長い行列に。沿道の市民を含め、約6万人を動員する盛大なキャンペーンとなった。また、嘉義市内に登場した球児像の除幕式も行われている。

映画で球児たちを率いる監督・近藤兵太郎を演じたのが永瀬正敏。台湾ではクールでカッコいい俳優というイメージで認識されているが、パレードやセレモニーではキュートな表情やポーズを見せ、「意外だった」と台湾メディアが報じている。

当時の嘉義農林学校の野球部は、華人・日本人・台湾原住民の学生たちで構成されていた。球児役の14人のセリフはほとんどが日本語。さらに野球経験のない者もいて、野球を学びながら日本語を猛特訓するという過酷な撮影期間を過ごした。彼らの努力について永瀬も、「彼らの懸命な姿勢には感動させられ、それが作品を成功に導いている」と語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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