【CRI時評】「米国優先」の実質は世界平和に対する「米国による脅威」

CRI時評    2020年9月27日(日) 13時15分

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トランプ米大統領はこのほど開催された第75回国連総会で、傲慢さと偏見、デマに満ちた発言を映像を通じて発表した。

トランプ米大統領はこのほど開催された第75回国連総会で、傲慢さと偏見、デマに満ちた発言を映像を通じて発表した。トランプ大統領はひょっとしたら、「世界最強」の軍隊を頼りにして、総会の雰囲気とは相いれない一方的な論調を吹聴したのかもしれない。米国は「平和を創造する使命」を遂行すると論じ、イラン核問題や反テロ、北太平洋条約機構(NATO)の軍事費分担の問題などについて、一方的で「米国優先」に満ち溢れた身勝手な主張を臆面なく、横暴にも大言壮語した。

 周知の通り、米国は2018年5月にイラン核問題についての合意を一方的に放棄したことで、参加者としての資格をすでに喪失している。ところがポンペオ米国務長官はしばらく前に国連安保理に書簡を送り、安保理2231号決議として定めた制裁メカニズムを「迅速に復活」するよう要求した。安保理理事国の圧倒的多数は、ポンペオ長官の主張に反対した。米国は国連に対するイラン制裁の強要に失敗したことに直面したことで、制裁を一方的に発動した。米国はこのことで全世界と対立し、世界平和の破壊者という本性を改めて露呈した。

 トランプ大統領の国連総会での発言により、世界は改めて米指導者の政策理念である「米国優先」の実質は、一国主義であり覇権主義であることを見極めた。そして世界は、米国の一部政治家による自分の利益だけにもとづく「米国優先」は「米国による脅威」となり、国際秩序を揺るがし、世界平和に脅威を与えていることを見極めた。このような状況にあって、今回の国連総会が国際社会に対し、多国間主義を集団的合意にすることを呼びかけたことは間違いなく一国主義に対する集団的な阻止だ。「米国優先」を名目にしているが、その実は覇権主義である政治的茶番劇は終わらせるべきなのだ。(CRI論説員)

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