台湾女性タレントNanaの「愛国ソング」騒動、「利用された」台湾当局も批判

RecordChina    2020年10月1日(木) 10時20分

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先月30日に放送された国慶節(建国記念日)の特別番組で愛国ソングを歌った台湾出身のNanaについて、台湾の大陸委員会および行政院長の蘇貞昌氏がそれぞれ非難している。

先月30日に放送された国慶節(建国記念日)の特別番組で愛国ソングを歌った台湾出身のNana(ナナ/欧陽娜娜)について、台湾の大陸委員会および行政院長の蘇貞昌(そ・ていしょう)氏がそれぞれ非難している。

チェリストでタレントのNanaは30日夜、中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)の国慶節を祝う特別番組に出演し、複数のタレントと共に愛国ソング「我的祖国」を披露した。近年は中国を拠点に活動し、さらに中国共産党寄りの発言もたびたび話題になってきたNanaだが、今回の出演については放送前から、台湾の人々の間で批判の声が噴出。「そんなに好きなら国籍を変えればいい」「台湾の社会保障を進んで放棄せよ」といった声がネットにも多く上がっていた。

大陸委員会は30日夜、「台湾国民の反感を引き起こす行為」とNanaの出演を文書で批判。行政院長の蘇貞昌氏はメディアの取材に対し、「自由や民主を語る資格が最もない国に利用された」とNanaを非難したほか、彼女の父親の欧陽龍(オウヤン・ロン)氏が過去に、反共活動家を演じた台湾ドラマ「藍与黒」(1985年)のタイトルを挙げ、「その中のセリフを参考にしてみてはどうか」と辛辣なコメントを口にしている。

なお、Nanaの父親の欧陽龍氏は元俳優で、国民党に所属して台北市議を4期務めた著名な人物。今回の愛国ソング騒動については、欧陽龍氏のフェイスブックも炎上状態となっている。これまで沈黙を貫いてきた同氏だが、30日に日刊紙・聯合報の取材に対し、「いずれ時間をつくって説明を行う」と回答している。(Mathilda

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