【CRI時評】中国内需の着実な回復が世界経済に動力をもたらす

会報『日本と中国』    2020年10月3日(土) 18時0分

拡大

今年の中国の中秋節連休中、感染症の防止・抑制措置が積極的な効果を上げていることにより、中国人の消費意欲は大いにかきたてられた。中国政府によると、連休初日に全国各地の観光地を訪れた人は延べ9700万人で、各種変動要因を控除した実質回復率は前年比73.8%だった。観光収入は同回復率...

今年の中国の中秋節連休中、感染症の防止・抑制措置が積極的な効果を上げていることにより、中国人の消費意欲は大いにかきたてられた。中国政府によると、連休初日に全国各地の観光地を訪れた人は延べ9700万人で、各種変動要因を控除した実質回復率は前年比73.8%だった。観光収入は同回復率68.9%の766億5000万元だった。中国では消費が回復しつづけることで、国内の大循環をメーンに、国内経済と国際経済の循環が相互に促進しあう、新たな発展のパターンが形成されつつある。

 この「国内の大循環がメーン」というパターンは、内需の拡大が戦略上の出発点であり、内需の巨大な潜在力が、質の高い発展にとっての強力な原動力になっていることを意味する。新たな発展パターンは国内の循環に閉鎖的にするのではなく、それとは全く逆に、開放された国内と国際の二つの循環が、中国経済と世界経済をさらに緊密にしていくものだ。中国の内需拡大はまず必然的に、世界に「中国のチャンス」をもたらすことになる。すなわち、全世界経済にとっての需要が増大し、他国にとって広範な市場と投資のチャンスがもたらされる。日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)も先ごろ、中国の自動車市場は感染症の影響を受けた状況から急反発しており、同社の主要分野は1年前の状況を回復し、分野によっては1年前をやや上回っていると表明した。

 一方、中国の産業体系が有効に作動することは、全世界規模の産業チェーンの安定した運行の助けになる。中国問題の専門家であるドイツのフランク・ジーレン氏は最近著した文章で、中国は世界最大の生産基地であると同時に世界最大の販売市場であり、全世界のサプライチェーンにおける中国の重要性は、今後数年間にわたって高まっていくと論じた。

 新中国は71年間の歴史を経て、再び新たな出発点に立っている。中国は感染症の防止・抑制措置と経済回復において世界の最前列を行く国として、新たな発展パターンの構築を加速させ、変化する局面の中で新たな局面を切り開く努力をしていく。中国は、中国経済の新たな発展空間を切り開き、世界経済の回復に動力を添える努力をしていく。(CRI論説員)

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