中国の湖南省長沙から北京に向かう航空機の中で先日、35歳の男が隣に座る女性の太ももをなで続けるという事件が起きていたことが分かった。その卑劣な行為は90分にも及んだという。

中国メディア・北京頭条の5日付記事によると、この事件が起きたのは先月27日。被害者は窓側の席に座った20歳の女性で、男は落としたイヤホンを拾おうとする女性を手伝うのに乗じてその手を女性の太ももに置いた。当時、女性は恐怖心から激しく抵抗することができず、窓の方に身を寄せて小さくなるだけだったそうだ。

男は当日夜に派出所に呼び出され、「最初に手を置いたときに激しい抵抗がなかったため魔が差した」などとわいせつ行為を行ったことを自供したという。

記事は男に7日間の行政拘留処分が下されたことを伝えるとともに、警察が「もし違法行為に遭遇したら行動で抵抗を示し、勇気をもって『やめて』と言ってください。必要があればただちに警察に助けを求めて」と呼び掛けていることを紹介している。（翻訳・編集/野谷）