Record China 2020年10月9日(金) 22時20分
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8日、韓国・KBSは「ノーベル賞受賞者25人を有する日本…韓国を見て『大変だ』?」と題する記事を掲載した。写真はスウェーデンのストックホルム市庁舎。
2020年10月8日、韓国・KBSは「ノーベル賞受賞者25人(受賞時外国籍を除く)を有する日本…韓国を見て『大変だ』?」と題する記事を掲載した。
韓国は今年、ソウル大学科学生物工学部碩座教授であり基礎科学研究院(IBS)ナノ粒子研究団のヒョン・テクファン団長がノーベル賞の化学賞部門の有力候補に選ばれ、同部門での韓国人初の受賞が期待されていた。しかし、結果は受賞ならず。記事は、「なぜ韓国はノーベル賞をとれないのか」と落胆ムードに包まれていると伝えた。
一方で「隣国の日本も泣きべそをかいている」とし、NHKの4日の報道を引用して「過去の受賞者から『このままなら日本はノーベル賞から徐々に遠ざかる』と警告の声が上がっている」「人口100万人当たりの博士号取得者の数は欧米が増加傾向にあるのに対し、日本は2008年度の131人から2017年度には119人に減少している」と伝えている。
また、「注目すべきは米国、ドイツだけでなく、『ノーベル賞受賞者0人(平和賞除く)』の韓国とも比較している点で、博士号取得者が増加傾向にある韓国の半分以下の水準にまで落ち込んでいると警告した」と紹介している。
さらに、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が「欧米諸国では博士号を取得すると企業などでの就職が優位になるが、日本では処遇がほぼ変わらない」「(大学の環境が)若手が長期的に研究に打ち込めるようになっていない」と指摘したことも紹介。「つまり、今すぐノーベル賞を取ることが重要なのではなく、アジアにおいて独歩的な科学技術強国である日本の礎が揺らいでいるという危機感が強まっている」としている。
その上で「日韓両国の若い科学者らが『0人対25人』というスコアをどう変えていくかが注目される」と締めくくっている。
この記事を受け、韓国のネット上には「韓国人は勤勉で欲張りで、お金になることをするのは誰よりも得意。一方でお金にならないのに頑張ることはしないから、ノーベル賞がとりにくい」「韓国は頭のいい人がみんな医大に進学したがるから、研究する人がいない」「日本が基礎科学にどれだけ投資しているか…。ノーベル賞は数日間研究して獲れるものじゃない。こんな記事はただ劣等感を爆発させているだけ」など反論の声が寄せられている。(翻訳・編集/松村)
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