Record China 2014年3月2日(日) 21時25分
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ありがたいことに「母親キャラに関する反応があるなら、父親キャラに関してはどうなんでしょう?」と言う質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。
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とりあえず、巡回していてうまい具合に見つけた「二次元の良い父親キャラ」に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
■中国人オタクの議論
二次元で「良い父親キャラ」って誰がいる?かなり少ないような気がする。
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確かに二次元だと良い父親キャラって案外いないかもしれないね。とりあえず「HUNTER×HUNTER」のジン=フリークスとかはわりと良い父親キャラじゃないかと。
「NARUTO」の波風ミナトは普通に人気の高い父親キャラじゃないだろうか。私は彼を真っ先に思いついた。
えーと、じゃあ「BLEACH」の黒崎一心!
犬夜叉と殺生丸の父親とか。名前は確か犬大将か闘牙王だっけ?
「Fate」の衛宮切嗣。私はどっちかと言うと「Fate/Zero」のイメージが強いかな。
血縁的な親子関係によるものではないけど、「ONE PIECE」の白ひげはとても良い父親キャラだ。
「テニスの王子様」の越前南次郎も良いんじゃないかなー。しかし、なんか知名度の高い父親キャラを集める流れになっているような気もしてきた。
死んでいるキャラ、退場しているキャラが多いよね。父親キャラで良い感じのは。
父親とかハーレム系作品だと普通に省かれるたりもするしなぁ。母親キャラはまだ出番があるんだが。
ハーレム系の作品だと、いないのが良い父親キャラ。てか父親は母親と違って主人公の単純な味方になればいいってわけでもないし、かと言って活躍しすぎてもダメという難しさが…。
主人公の父親ってわけじゃないけど「CLANNAD」の古河秋生とかは良いキャラじゃないか。恋愛系の作品でも良い父親キャラがいないってわけじゃない。
ハーレム系アニメというにはちょっと外れているような気もするが、「瀬戸の花嫁」の父親キャラは良いぞ!
「カードキャプターさくら」の木之本藤隆は善良でなんでもできる上にカッコイイという良い父親の理想形の一つじゃないかな。
そう言えば「カードキャプターさくら」は父親ではなく母親がいないケースか。私はよく知らないが少女漫画とかを探せばもっとイロイロな良い父親キャラが見つかったりするのかね。あと自分は「うさぎドロップ」の河地大吉を挙げよう。彼はなんでもできるわけではないが、父親としてみれば良いキャラだと思う。
「ドラゴンボール」の孫悟空は?
孫悟空は父親として見たらネタにされるくらいダメな方のキャラだろ。孫悟空の父親のバーダックならそれなりにカッコイイが。
孫悟空は良い主人公キャラではあるけど、良い父親キャラではないだろう。ベジータの方が父親としてはまだマシじゃないかね。
上の方で波風ミナトが挙がっているけど、波風ミナトは良い父親ではないと思う。作中における良い忍者であるのは間違いないけど。
私は父親キャラでとして真っ先に思いついたのは碇ゲンドウなんだが、面白いキャラではあるが、良い父親キャラではないな…。
父親キャラって作劇上どうしても「越える壁」といった立ち位置になり易いから、単純に良いキャラにはなり難いんじゃないかな。子供をきちんと成長させるとか、子供の目標になるとか、そういうのができている父親キャラは案外少ないと思う。
なんか「名探偵コナン」がかなり良い父親キャラばかりの作品に思えてきた。コナンの父親の工藤優作とか、怪盗キッドの父親の黒羽盗一とかはもちろん、毛利小五郎でさえもダメな所は多いけどなんだかんだで良い父親だし二次元の父親キャラとしてはかなり上の方に入るんじゃないかな…。
良い師匠キャラがいる場合とか、良い父親キャラは必要なくなるというのもあるのではないかと。例えば「ドラゴンボール」だと孫悟空よりピッコロの方が父親的な役割を果たしているように思えるし。
日本の作品は少年の主人公が多いというのが特徴の一つだが、そうなると父親キャラが活躍しすぎると主人公キャラの意味が無くなるし、結局は敵などの障害になるか死ぬかフェードアウトで距離を置くかになってしまうような。
ただ、父親でもあるおっさん主人公にしても「良い父親」じゃなくて「ダメな父親」が強調されてしまうような気もするわ。
とまぁ、こんな感じで。
■母親キャラより印象が薄い父親キャラ
私の守備範囲もあってか中国オタクの父親キャラに関する反応は母親キャラ程ではないような印象です。
中国オタクの面々のやり取りを見ていると、知名度の高い父親キャラはいても「良い父親」的なキャラは案外出てこないようでした。また日本では父親キャラと言う立場だと比較的よく名前が出て来ると思われる「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの名前は挙がっていませんでした。キャラの知名度自体は高いはずなので、これは「クレヨンしんちゃん」の劇場版があまり知られていないというのもありそうです。
◆筆者プロフィール:百元籠羊(ひゃくげんかごひつじ)
90年代から中国現地校に通い、当時中国人の対日感情がどんどん悪化していく中で予想もしなかった「日本のアニメや漫画、オタク文化が好き」な中国人達と遭遇。以後、オタクな中国人との交流が続いている。中国における日本のオタクコンテンツやいつの間にか広まっちゃった日本のオタク文化に対する反応、オタク分野の交流等についての情報を発信するブログを運営中。
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