まるで5G! ファーウェイの令嬢、デビュー後に超高速出世

華流    2021年1月20日(水) 0時59分

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1月14日に芸能界デビューしたファーウェイ創業者の娘アナベル・ヤオが、翌日には高級車の宣伝タレントとして写真と動画に登場。その”出世”の速さに批判の声も上がっている。

ファーウェイ(華為技術)の創業者兼CEO・レン・ジョンフェイ(任正非)の2番目の娘アナベル・ヤオ(姚安娜)が、23歳の誕生日を迎えた1月14日に芸能界デビューを発表し、世間を驚かせた。そして翌日には早速、中国の自動車メーカー「長城汽車」の新型最高級SUV車「Mocha(モカ)」の前で、モカコーヒーを片手に抜群のプロポーションを披露する彼女の写真や動画が公開された。

ネットでは「さすがファーウェイのプリンセス、出世が早い!」、「もう高級車のイメージガールに抜てきされたの?」、「メーカーの株価が下がりそう」など、批判を含むさまざまな声が上がったため、アナベルの所属会社である天浩盛世娯楽が「正式にイメージガールになったわけではなく、会社間における事業協力の一環。アナベルはメーカーのイメージキャラクターになるより、今後は本業の芸能活動に重点を置いていく」と釈明する事態に。メーカー側も「アナベルの知名度を生かして国産車のイメージアップにつなげ、若者の注目を集めたかった」と説明し、「イメージガール」という表現を避けた。

話題はこれだけではない。1月18日には、アナベルはSNSに自らのファーストシングル「Backfire」のMVを公開し、「新人としてまだ勉強しなければならないことはたくさんあります。今後はより精進して、よい作品を作っていきます」と気合を入れて投稿。デビュー1週間足らずで、次々と新たな活動内容を発表している。また、所属会社を選ぶ際には、父親であるレンCEOが自ら会社まで足を運び、詳しく話を聞くほどの寵愛ぶりだったという。

有名企業のご子息やご令嬢が芸能界に進出するたびに「資本の力」がささやかれる。アイドルグループEXO(エクソ)の元メンバーであるファン・ズータオ(黄子韜)、アイドルオーディション番組をきっかけにデビューしたユー・シューシン(虞書欣)とソニ(呉宣儀)、歌手ジョウ・ジェンナン(周震南)など、お金持ちのお坊ちゃんやお嬢ちゃんが芸能人になったケースは中国でも珍しくない。

しかし、競争が熾烈な芸能界で生き残るにはそれだけでなく、歌やダンス、または演技力で視聴者を満足させる必要がある。アナベル自身は5歳でバレエを始め、15歳でイギリスのロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(RAD)の最高賞に輝き、17歳でアメリカの名門ハーバード大学に入学。歌やダンスなどのスキルだけでなく、頭脳も優れた才色兼備の彼女にとって、今後は実力で「資本」のイメージを払拭するのが課題かもしれない。

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