2014年3月2日、韓国外交部は、スイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会に、外交部の辛東益（シン・ドンイク）多者外交調整官を派遣し、日本軍による慰安婦問題等について韓国政府の立場を厳正に説明すると発表した。韓国・聯合ニュースが伝えた。

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当初は外相が出席する予定で調整が進められていたが、米国が日韓関係改善を求める中で、外交のトップが国際舞台で日本を批判するやり方は不適切だと判断したとみられている。

外相の出席は見送られたものの、韓国政府は人権理事会で日本に対し慰安婦問題について有効な措置をとるよう強く促すとしている。韓国政府は、日韓関係改善には日本が歴史問題で誠実な措置をとることが必要だと主張している。

日本が、慰安婦問題をめぐる日本軍の関与を認めた「河野談話」を再検証する動きを見せていることから、韓国政府は人権理事会で慰安婦問題を取り上げ、賠償や責任者の処罰などを求めていく方針だ。（翻訳・編集/岡本悠馬）