便器の水飲んだのは「日本の影響」だった? 中国ネットで指摘相次ぐ

Record China    2020年10月15日(木) 17時20分

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中国山東省の飼料メーカーで清掃員が便器の水を飲む動画が物議を醸す中、ネット上ではこの清掃員の行為について「日本の影響を受けたものだ」と指摘する声が相次いだ。

中国山東省の飼料メーカーで清掃員が便器の水を飲む動画が物議を醸す中、ネット上ではこの清掃員の行為について「日本の影響を受けたものだ」と指摘する声が相次いだ。14日付で新浪新聞が伝えた。

このほど、若い女性の清掃員がしゃがみ込み式(日本で言う和式)の便器からコップで水をすくい飲み干す様子を映した動画が拡散し、物議を醸した。女性は「会社のあらゆる持ち場で、仕事が極められることを望みます」と話し、周囲の人々からは拍手が起こった。同社は便器の水を飲む行為について清掃員の女性が自発的に始めたものだと説明。「自分たちも最初は理解できなかった」としている。

中国のネット上では「どんなにきれいに清掃したとしても、便器の水は飲んじゃダメだろう」「そこまでやる必要はない。トイレは清潔で異臭がしなければ十分」「無知な従業員に、無恥な企業だ」といった批判の声や、「便器の水かどうかは別にして、水道水をそのまま飲まない方がよいのでは?」との声が寄せられた。中国では水道水は直接飲めず沸かしてから飲む。

また、清掃員の行為が日本の影響を受けたものであるとの声も散見され、「同じようなことが日本でも行われてたよな」「かなり昔の日本のニュースをまねしただけ」「前に話題になった日本のデマに感化されたか」「いや、日本では本当にあった話だよ」といったコメントが並んだ。

元となっているのは、衆議院議員の野田聖子氏が帝国ホテルに勤めた際に先輩からトイレ掃除を厳しく指導され、清掃後に便器の水を飲んだとされるエピソードだ。

中国では主に日本人の物事に対するこだわりの強さや徹底ぶりといった、いわゆる「匠の精神」を代表するエピソードとして以前からメディアやネット上で取り上げられ、広く知られている。2008年には江蘇省南京市の玉細工メーカーがこのエピソードを参考に、新入社員に素手でのトイレ掃除および便器の水を飲むという研修を課した結果、約4割が辞めたと報じられている。(翻訳・編集/北田

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