ジャッキー・チェンが中国の映画審査制度を批判、“失言キング”逆手の発言―台湾メディア

Record China    2014年3月8日(土) 16時31分

拡大

7日、アクションスターのジャッキー・チェンが「中国の映画審査制度を緩和しないとハリウッド映画には勝てない」とコメントした。

(1 / 2 枚)

2014年3月7日、アクションスターのジャッキー・チェンが「中国の映画審査制度を緩和しないとハリウッド映画には勝てない」とコメントした内容を、英メディアが報じている。

その他の写真

台湾メディアの中央通訊社によると、ジャッキーが英政府機関の質問に答え、英メディアが報道したもの。米国に次いで、世界第2位の映画大国に成長した中国だが、ジャッキーは「中国の映画審査制度を緩和しないとハリウッド映画には勝てない」とコメント。映画のシビアな表現を全部削除されてしまうことで、興業成績にも深刻な影響が出ていると指摘した。

さらにジャッキーは、「こういう話をすれば、リスクが大きいのは分かっている。しかし、それは気にしない。なぜなら僕は言い間違いが多くて、それがすでに普通の出来事のようになっているから」と話している。失言を連発し、中華圏で“失言キング”と呼ばれることを逆手に取ったコメントだ。

映画の審査制度については、中国きってのヒットメーカーであるフォン・シャオガン(馮小剛)監督も同様の不満を漏らしている。当局による審査制度によって、「映画監督に薄氷を踏むような思いをさせないでほしい」とコメント。「愛国主義や政治的判断、審査担当官の芸術的センスより、われわれ映画監督は劣っていると言うのか?」とも話している。

フォン監督の映画で、最も審査の行方が注目されたのが、2007年「戦場のレクイエム」と2010年「唐山大地震 −想い続けた32年−」。特に「戦場のレクイエム」については、上映禁止の危機にもさらされた。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携