テレビ番組を対象とし、中国の3大テレビドラマ賞の一つとしても知られる「中国電視金鷹奨」で、俳優ワン・イーボー（王一博）と女優チャオ・リーイン（趙麗穎）がそれぞれ、2位に大差をつけて最も好きな男優と女優に選ばれた。

中国文学芸術界聯合会、中国電視芸術家協会が主催する金鷹奨は、1983年に雑誌「大衆電視」の読者投票からスタートしたもの。テレビ界で最も権威ある賞の一つで、2005年からは隔年開催され、今年で30回目を迎えた。　

18日、湖南省で行われた授賞式では、候補に挙がったテレビドラマ125作品からノミネートされた32作品のうち、「外交風雲」が最優秀ドラマ賞に。「長安二十四時」「明蘭～才媛の春～」など人気の7作品が優秀ドラマ賞に選ばれた。

最も好きな男優と女優にはそれぞれ、6人ずつがノミネートされた。視聴者の投票の結果、男優部門では歌手で俳優のワン・イーボーが、266万2254票を獲得して1位となった。2位は「長安二十四時」での好演が光ったTFBOYSのイー・ヤンチェンシー（易[火羊]千璽）で153万8047票。ワン・イーボーは2位に約112万票差で受賞を決めている。

最も好きな女優では、「明蘭～才媛の春～」での演技が評価されたチャオ・リーインが、93万8701票を獲得して1位に。2位は近年、ドラマでの活躍がめざましい韓国のガールズグループf(x)の中国人メンバー・ビクトリア（宋茜）で、49万7700票を獲得。同部門で当初、受賞候補と見られていたスン・リー（孫儷）は9万6749票で、チャオ・リーインは約10倍の差をつけての受賞となった。

最優秀女優賞では、時代劇「如懿伝（にょいでん）～紫禁城に散る宿命の王妃～」で好演し、今年の話題作「三十而已」で高評価を獲得した女優トン・ヤオ（童瑶）が、初ノミネートで受賞。最優秀男優賞では、「澳門人家」から香港の俳優サイモン・ヤム（任達華）が受賞している。（Mathilda）