【CRI時評】アサンジ氏の運命は「米国式自由」の正体を暴く

CRI online    2022年4月24日(日) 16時17分

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 英ロンドン地方裁判所がこのほど、匿名により政府、企業、宗教などに関する機密情報を公開するウェブサイト「ウィキリークス」の創設者アサンジ氏の米国への身柄引き渡しを正式に承認したことを受け、多くの人々から疑問と抗議の声が上がっている。アサンジ氏の弁護士は、米国で175年に及ぶ禁錮刑が科される可能性があると指摘した。「ウィキリークス」の編集長クリスティン・フランソン氏は、米英のこの動きは「アサンジ氏に死刑判決を下したことになる」と指摘した。アサンジ氏の境遇は、米国に「自由」というものがないこと、それは米国の政治家が他国を攻撃するための看板や道具にすぎないことを人々に見せつけた。

 英国に暮らすオーストラリア人として、米国とNATO加盟国の戦争犯罪を公にしただけで、アサンジ氏は米政府の敵になってしまった。2010年、同氏が立ち上げた「ウィキリークス」は、民間人を爆撃したり、拷問を行ったりする内容を含むアフガニスタン戦争やイラク戦争に関する米政府の秘密文書を大量に公表した。アサンジ氏はその後、米政府の一連のスキャンダルを公表し、米政府の「目の上のたんこぶ」となり、18の罪で起訴された。アサンジ氏は2012年6月、ロンドンのエクアドル大使館に政治亡命を申請した。アサンジ容疑者は2019年4月、同国大使館から英国側に引き渡された。その後、米国は身柄引き渡しを請求した。

 アサンジ氏、スノーデン氏、米国がイラク戦争で「失敗した」と告白してCNNを解雇された米国の有名ジャーナリストのピーター・アーネット氏らの運命は「照魔鏡」のように「米国式自由」の虚偽と醜悪さだけでなく、覇権の道具という正体も照らし出している。(CRI論説員)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

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