Record China 2014年3月11日(火) 22時5分
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11日、身長も高くなく、収入も多くなく、イケメンでもない莫西子詩が、美しくかわいい日本の女性を恋人にすることに成功した恋愛エピソードが中国で話題になっている。
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2013年3月11日、中国中央テレビ(CCTV)の音楽番組「中国好歌曲」に出演し、自作曲を熱く歌い上げ、視聴者を感動の渦に巻き込んだ四川省の少数民族「イ族」のミュージシャン・莫西子詩。身長も高くなく、収入もあまり多くなく、イケメンでもない莫西子詩が、美しくかわいい日本の女性を恋人にすることに成功した恋愛エピソードが中国で話題になっている。北京青年報が伝えた。
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莫西子詩が非常に才能に溢れたミュージシャンであることを知っていた「中国好歌曲」の演出家たちは、これまでに何度も番組出演オファーを出してきた。熱心な誘いを受け、莫西子詩は番組内で自作曲を披露した。この際に多くの視聴者を感動させた曲は、実は日本人の恋人に捧げたラブソングだった。
■1年に会えるのはわずか1〜2回、6年にわたる遠距離恋愛
莫西子詩は以前、北京市の胡同(=路地)でガイドを務めていたことがある。この頃、この日本人女性に偶然出会ったのだという。その後、「ある冬の日、道を歩いていてふと顔をあげて夜空を見上げると、非常に美しい満月だった。この美しい夜に、突然ふとこの日本人女性のことが思い出された」と莫西子詩。そこで、思い切って会う約束をした。しかし、当時2人は親しい間柄ではなく、何を持っていけばいいのかもわからなかった。そのとき、莫西子詩曰く、「魔がさしたように、今思えばすごく失礼な突飛な行動」に出てしまったのだという。道の傍らに咲いている雑草をリュックの中に入れて、女性に会った時に、その雑草を取り出して、「はいこれ、この雑草を君にあげる」と言った。心優しい日本人女性はそれを嫌がるどころか、逆にその純粋さと真摯な行動に感動した。お互いに好感を持ち、2人は付き合うことになった。この雑草が2人を恋愛関係に発展させるきっかけとなった。
雑草を女性に贈って求愛をしたという一風変わった恋愛エピソードは、「雑草はバラの花よりもロマンチック」などとネットユーザーらの共感を得た。
■雑草による求愛は成功するとは限らない
しかし、莫西子詩によると、このような恋愛アプローチを成功させるのは、決して簡単なことではないという。莫西子詩は、「みんな誤解していると思う。女性へのアプローチを成功させるのはそんなに簡単なことではない。雑草は単に2人にとって良いきっかけになっただけ。しかも、この良いきっかけも雑草を贈ったことによるのではなく、背負っていたリュックの中に隠していた雑草を取り出して、サプライズで彼女に手渡したという過程によるもの。もしある日、あなたと気になる女性が月光の下で散歩をして、あなたが突然胸から花を取り出して女性に贈ったのなら、この女性は必ずあなたのことを今後もずっと忘れないはず」と恋愛の先輩として、恋人が欲しいシングルの青少年たちにアドバイスを送った。
現在、莫西子詩とこの日本人女性は付き合ってすでに6年余りになる。この期間、莫西子詩は恋人に捧げる多くの曲を作ってきた。これまで女性は日本に住んでおり、2人は1年に1、2度しか会えないという遠距離恋愛を続けてきた。しかし、最近になって女性は中国の青島(チンタオ)に仕事をみつけたことで、2人を取り巻く環境はかなり良くなったという。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)
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