中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で26日、「韓国の歴史を歪曲（わいきょく）した中国出身タレントの活動を制限してほしい」との請願が韓国大統領府に寄せられていることが紹介された。

投稿によると、この請願はf（x）のビクトリア（宋茜/ソン・チエン）、EXOのレイ（張芸興/チャン・イーシン）、Pristin（プリスティン）のキョルギョン（周潔瓊/チョウ・ジエチョン）、宇宙少女のミギ（孟美岐/モン・メイチー）、ソニ（呉宣儀/ウー・シュエンイー）、ソンソ（程瀟/チェン・シャオ）の名を挙げ、「（韓国を通して）お金と名誉を手に入れているのに韓国の歴史を歪曲した。韓国での活動を厳しく制限してほしい」というもの。投稿では具体的な内容に触れられていないが、中国のサイトにこの日掲載された記事は、「ビクトリア、レイなど中国出身のアイドルが中国のSNSで朝鮮戦争70周年に関する文章を発表したことが怒りを買った」と指摘している。

記事によると、ビクトリアやレイなどは中国で「抗米援朝（米国に対抗し北朝鮮を助ける）」70周年を記念する式典が開催された23日、「英雄に敬意を表する」などのコメントを寄せていたという。

韓国側のこうした動きに対し、中国のネットユーザーからは「言葉が出ない」「歴史歪曲？」「このうちの何人かは基本的に中国で活動していると思うけど」「韓国側が中国市場から離れられないというべきではないだろうか」などの声が上がっている。（翻訳・編集/野谷）