北米で受け入れられない中国語映画、世界2位の市場も影響力は薄く―中国メディア

Record China    2014年3月13日(木) 17時5分

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12日、昨年の大ヒット映画「西遊:降魔篇」が北米市場では惨敗。中華圏監督の映画はアン・リー監督の一人勝ち状態となっている。写真は「西遊:降魔篇」。

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2014年3月12日、昨年の大ヒット映画「西遊:降魔篇」が北米市場では惨敗。中華圏監督の映画はアン・リー(李安)監督の一人勝ち状態となっている。捜狐が伝えた。

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チャウ・シンチー(周星馳)監督による中国・香港合作映画「西遊:降魔篇」は、中国だけで12億4604万元(約214億円)の数字をたたき出した人気作。2013年度の興収ランキングで1位、歴代中国語映画では史上2位につける大ヒットとなった。

北米地区で今月7日に封切られた「西遊:降魔篇」だが、3日間の興業成績はわずか7456ドル(約77万円)。滑り出しは惨たんたる状態だが、限られたミニシアターでの公開のため、数字の伸びは期待できない状況だ。

北米地区において、過去に興収ランキングで100位入りした中国語映画は計11本。うち4本は台湾のアン・リー監督作品で、2000年の映画「グリーン・デスティニー」は北米地区だけで1億2800万ドル(約132億円)を稼ぎ出し、この記録を破った外国語映画はまだ現れていない。

近年、中国でヒットした映画はいずれも北米地区では惨敗。海外でも人気のジャッキー・チェンでさえ、2012年の主演映画「ライジング・ドラゴン」は興収9万4000ドル(約970万円)にとどまった。「Back to 1942」にはエイドリアン・ブロディ、「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー」にはクリスチャン・ベールとハリウッドスターが出演しているものの、それぞれ興収は30万ドル(約3100万円)前後に終わっている。

世界2位の映画市場に成長した中国だが、ハリウッド映画が自国より海外で稼ぐのに対し、中国語映画は中華圏での興収に頼っているのが現状となっている。(翻訳・編集/Mathilda

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