CRI online 2023年2月17日(金) 10時10分
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国連人権高等弁務官事務所は14日、「米国のイランに対する一方的制裁により、イランのサラセミア(地中海貧血)患者が輸入薬を入手できなくなり、合併症を起こし死亡する例が増えている」との声明を発表しました。
米国が複数の国に対する一方的制裁を実施したことについて、外交部の汪文斌報道官は16日の定例記者会見で、「中国側は米国が国連憲章の趣旨・原則と国際法の準則を確実に順守し、不法な制裁をやめるよう促す」と改めて強調しました。
また、汪報道官は、「米国が1979年以降、イランに対する各種制裁を行ってきたことで、新型コロナウイルスのパンデミック下において、イランは必須医薬品やワクチン、医療器材を輸入できなくなった」と指摘したうえで、「米ブルッキングス研究所は、米国の制裁によってイランではコロナ禍が最も深刻だった時期に最大1万3000人が死亡した可能性があると推測している」と示しました。
さらに、汪報道官は「われわれは米国が国連憲章の趣旨・原則と国際法の準則を確実に順守し、不法な一方的制裁を乱用するのをやめ、関係国の資源の動員・経済発展・国民生活改善の努力を損なうのをやめ、他国民の生命権・健康権・発展権を確実に尊重するよう促す」と表明しました。(提供/CRI)
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