中国石油化学工業連合会は16日、年間製油能力が世界第1位の9億2千万トンに達したと発表しました。中国は世界一の製油大国になり、同時に石油化学産業の質の高い発展という新たな飛躍を実現させています。

　中国では近年来、石油化学産業における発展、特に分留と化学処理を一体化させた新たな装置の建設と稼動開始が絶えず続いていることにより、石油化学産業の集約度、基地の大規模化、業界全体としての技術水準の向上、コア競争力が飛躍的な進展を実現させました。年産量が1000万トン以上の製油基地は32カ所に増え、年間製油能力は世界第１位の9億2千万トンに達しました。

　中国石油化学工業連合会の傅向昇副会長は状況について「とても重要な飛躍だ。中国における大規模化と産業の集約度は明らかに改善した。特に、産業チェーンとサプライチェーンの安全性と安定性が高まりつつある。このことは、中国の石油化学業の競争力が高まりつつあることを物語っている」と述べました。（提供/CRI）